2011年にリリースされたプログラミング言語のKotlinは、静的型付け言語でオブジェクト指向という特徴を持っています。Javaと構文の互換性はありませんが、Kotlinで記述したコードをJavaの仮想マシンで動かすことが可能です。そのため、Javaとの相互運用性が高いプログラミング言語と言えるでしょう。そんなKotlinを利用することには、どんなメリットがあるのでしょうか。
1つは、Kotlinを利用することによって簡潔なコードにできることです。Javaと比べるとコードの記述量が非常に少ないのがKotlinであり、同じ機能を付与する場合はKotlinの方が短時間で記述できると考えられます。Javaを使ってきた人には、Kotlinの簡潔さは非常に魅力的に映るでしょう。
また、KotlinはJavaよりエラーが起こりにくいメリットもあります。専門的な例を挙げると、Null可型の値を不可型の変数に入れるとコンパイル時にエラーが発生するため、エラーになる前に気づけるチャンスが生まれるのです。Javaでは見落とすことがあったエラーも、Kotlinなら見落とす可能性が低くなります。
上記の2つのメリットから、Kotlinには学習者にもメリットがあると言えるでしょう。Javaと比べて習得が簡単なので、独学でプログラミング言語を習得したい方におすすめです。安価かつ短期間でマスターできるので、興味があるならまずは『Kotlinをはじめよう』を読んでみると良いかもしれません。